憧れのフェデラーパーソナルラケット！！実際にコートで使ってみた感想

2020年11月30日2021年3月6日

フェデラー選手が使用しているパーソナルスペックのRF97オートグラフ。僕はある機会に恵まれ、実際にコートで使わせてもらいました。

フェデラーパーソナルラケットとは？

プロは市販のラケットとは全く中身が違う「プロストック」と呼ばれるラケットを使っていることが多い。プロストックラケットとは主に、「ラケットの厚さだけ決まっている基本のフレームがあり、それをプロ選手一人ひとりに合わせてカスタマイズして作られるラケット」のこと。

関連：プロストックラケットとは？購入方法と注意すべきこと

ただ、フェデラーはプロストックではなく、市販のRF97と同じものをP1社というカスタマイズ専門業者を通してパーソナルスペックにチューニングしたラケットを使っている（※詳しくはこちら）。

実際にコートで使ってみた感想

フェデラーパーソナルスペックのラケットを実際にコートで使ってみた感想は、なんというか「理想的なラケット」という感じだった。

理想的なフレームのしなり具合でヘッドが走って、インパクトはどっしりと安定していて、イメージ通りの軌道を描いてボールがコートに収まる感じ。強く振れば強いショットが打てるし、ドロップショットなども飛び過ぎることなく思ったところにストンと落ちてくれる。

もちろんミスはするんだけど、ラケットのせいでミスになることがないって感じ。例えば低いボールをスピンで持ち上げようとしたら、思ったより持ち上がらずネットにかかったり、逆に飛び過ぎてアウトしたり。フェデラーパーソナルラケットだとそーいうことがなく、思い描いた通りの軌道で持ち上がって思った通りの場所に収まる。

ボレーもラケットの安定感が半端ない。インパクト時のブレみたいなのが全然ないから打ちこまれても簡単に返せる気がしてすごく楽にプレーできる。

フェデラーパーソナルスペックは全くの別物？

RF97オートグラフはフェデラーパーソナルスペックに限りなく近い状態で販売されているラケット。他のプロが使ってるモデルの中身が全くの別物だったりすることを考えればRF97オートグラフはものすごく良心的だと思う。

というかフェデラーパーソナルラケットはフレーム自体は市販品と同じ。つまり、市販のRF97オートグラフを使ってフェデラーパーソナルラケットは完全再現できるということ。

グリップの形状だけフェデラー専用の金型で作られているから少し違うんだけど、グリップの形状はラケットの性能に影響するというよりは好みの持ち心地かどうかという部分が大きいし、僕が持ってみた感じそこまで大きな違いがあるわけじゃなかった。グリップの形状以外の重量やバランスなどはチューニングで再現可能。

チューニング方法の詳細や僕がフェデラーパーソナルラケットを使わせてもらった経緯については以下の記事でお話ししているので興味があれば是非ご覧ください。

フェデラーが使用するパーソナルスペックラケットを完全再現する方法