ウィルソンの有名プロストック「H22」買いました。使ってみた感想インプレレビュー

ウィルソンの有名プロストック「H22」を買いました。早速使ってみた感想インプレレビューを書いていきたいと思います。
ウィルソンプロストックラケット「H22」
ペイントは「BLADE 98 BLX」となっていますがフレーム形状がボックスになっています。この黒×金のデザインかっこいい。
プロストックは一つひとつスペックが全然違います。このラケットのスペックは以下。
スペック(ガット・グリップテープ等込み) | |
---|---|
フレーム厚 | 22mm |
ストリングパターン | 18×20 |
ウェイト | 318g |
バランス | 340mm |
グリップサイズ | 3 |
プロストックラケットは基本重めにチューニングされているものが多いですがこれは軽め。その代わり少しトップヘビーになっています。
グリップ内部にはシリコン。
市販のラケットよりも少し重くすることが多いプロストックはシリコンが両側に注入されていることが多いですが、これは軽めのチューニングなのでシリコンは片側だけ。このシリコンの状態を見ると本物のプロストックか偽物かがだいたい分かります。
【プロストックインプレレビュー】H22を使ってみた感想
軽めで頭が重いラケットは僕の好みど真ん中だったのでめっちゃ使いやすかった。
全然重くないから体勢悪いときでも振れるし、ダブルスで前衛しててもラケットの重量のせいで反応が遅れることもない。ヘッドが重いから相手のボールの威力に負けて弾かれることもないし、下がったときに後ろからでも打ち込めるパワーがある。
ラケットのしなり方や打球感はプロストックらしいというか、クセのない理想的な振り心地。プロストックはこれがいいんですよね。最近どんどん新しい技術が詰まったラケットが出てきてるけど、ラケットのしなり方だけは「ただの木の棒」みたいな普通な感じでいいんです。笑
でも普段16×19のラケット使ってると18×20はもうちょっと引っかかりが欲しくなる感じ。スピンはちゃんとかかってくれるんですけど、強めにかけたいところでちょっと足りないというか。
とはいえH22は18×20もすごく人気あるし、フラット気味に叩いていくならこっちの方が安心感があると思う。そのへんは普段使ってるラケットとか慣れとかの問題。もうちょっとガット柔らかく張ってまた試してみよう。
中古で購入するリスク
チューニングされているプロストックは使っていた選手個人に合わせて調整されているからどれもが使いやすいわけじゃない。だけど、いずれにせよ最初の状態が完成形であって、そこから一般人が下手にいじったものは使い物にならないものが多い。
ちなみにこのラケットも中古だったので過去の持ち主によって死ぬほどバランスがいじられていました。
まず元巻きグリップが変更されているみたい。元巻きグリップは違うものに変更するだけでめちゃくちゃバランスポイントが動くから困る。さらにグリップのエンドキャップに重りが詰め込まれていました。
↓エンドキャップに詰められた鉛テープの塊。
プロはこんなバランス調整絶対(たぶん)しない。※西岡良仁選手はこの調整してた。
軽めでトップヘビーなのがこのプロストックラケットの魅力だと思うけど、前使ってた人は「ガットなしで重さ305gバランス320mm」みたいな結構一般的な感じに調整したかったぽい。
今回は元に戻せるいじり方だったからよかった、これがグリップ内部のシリコン削ったり追加したりいじってたら大変。中古でプロストックラケットを買うとそーゆうリスクがあるので、購入前にしっかりチェックしておくことが大切。
まとめ
H22はプロストックラケットの中でもかなり人気のある使いやすいものですが、プロストックは一つひとつが全然違うチューニングになっています。「プロストックはどれでも理想的なラケットのはず!」と期待し過ぎると「あれ、これ全然使えないや…」と後悔しながらメルカリ行きになるかもしれません。
中古でも高い値段になっていることが多いので、購入前にちゃんと確認して自分に合ったものを選ぶのが大切だと思います。以上、ウィルソンの有名プロストックH22インプレレビューでした。